【寺院用具の修理・修復】本堂の天蓋を納入致しました!(福井県越前市)

今日から8月。毎日暑い日が続きますね・・。
工場で、ラジオを聴きながら作業をしていると、「北陸地方の梅雨明けはもうすぐです。」との天気予報が流れてきました!台風も近づいてているようですし、まだまだ不安定な空模様ですから十分にお気をつけてください。


さて、昨日、越前市へ修復を終えた人天蓋(にんていがい)を納入致しました。
天井が高いため、足場を組んでの取り付けとなりました。

修復前は、木地や塗面の傷みが激しく、彫刻類もバラバラになってしまうほどでしたが、お預かり後は、木地の修復から始まり、お洗濯、塗装、金箔の工程を経て修復させて頂きました。
全ての工程を当店前の工場で行い、金箔は金沢の一号金箔を使用いたしました。


今後、末長くご利用いただけるよう、職人一同しっかりと見守ってまいります。ご用命をいただき有難うございました。



▲修復前の天蓋です。金箔の剥離もひどく、軽く手が触れるだけで剥げ落ちてしまうほどでした。




▲天蓋を吊るし、周囲に瓔珞を下げていきます。



【修復の詳細】
〇人天蓋の修復(総修復)
・全てを分解し、お洗濯
・総塗り替え
・金箔押し替え ※金沢一号金箔使用

※寄進者名も記載させて頂きました。