寺院施工・内陣施工・寺院仏具の修理について

【花まつりと白い象】

こんにちは!福井県鯖江市の出村佛壇店です。

当店の象も花祭りに向けてスタンバイを始めました。
毎年、老若男女問わずたくさんの人に大人気の象さんです。





花祭りとは、

お釈迦様の誕生日である4月8日に行われる仏教行事のことになります。
仏教なら宗派に関係なく、お祝いをします

春であるこの時期は、ちょうど桜などの花が咲き始める季節になります。
そのため、たくさんの花々が咲き誇る姿にちなんで「花祭り」と呼ばれるようになり、それが広まったとされています。


 

【寺院施工】本堂余間の前机を全面修復し、納品しました!(福井市)

昨日は福井市内のお寺様に、全面修復した前机を納品しました。とても精巧かつ立派な机です。大型で重量もあることから、男性職人3人で納品いたしました。
引き出しの取っ手付近には、寄進者や、歴代の修復時の住職様と思われる名前が書かれており、このたび「令和七年三月修復」の文字が書き加わりました。
お寺様も感慨深げに、修復された机と、引き出しに書かれたお名前をご覧になられていました。

次の修復は50年〜100年後になると思います。その時には、いまこのブログを書いている私はお浄土にいると思いますが、次の機会も当店に修理をお任せ頂けるよう、しっかりと技術を継承して参ります!!


【寺院施工】昨年、障子戸を全面修復したお寺様の状況を点検してきました!(広島県)

こんにちは!福井県鯖江市の出村仏壇店です!

本日は、昨年新調した障子戸の点検のため広島県のお寺様に伺いました。天気は快晴。海外からも大勢の方が観光に来られていました。

このお寺様にある高麗鐘は、高さ68センチ、口径40センチ、厚さ3センチもある国の重要文化財です。
小早川家が唐物貿易により寄進したといわれており、日本にある高麗鐘の中で最も古く、峻豊4年(963)と陽刻されています。

障子戸については、まだまだ明るい感じで新しさが映えますが、今後は時の経過と共に趣のある色合いになっていきます。これから長い歴史を紡ぎ、どのような色味になっていくのか、お寺様も当店職人も楽しみにしているところです。

さて、当店のブログをご覧頂いているお客様の中には、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、当店職人は全国各地に頻繁に出張しております。

当店の強みの1つとして、福井県という田舎だからこそ、自前の広い工場で修理・修復等が可能なため、費用面で、都会価格ではないお見積りをお出しできます。もちろん、4代続いている確かな技術と経験があり、品質も確かです。

「遠方だから」とご遠慮なさらず、逆に「遠方だからこそ、気兼ねなく頼める」という感覚で、お問い合わせ頂けましたら幸いです。


 

【寺院施工】お賽銭箱の復元作業に取り掛かります!(越前市)

こんにちは。福井県は鯖江市の出村仏壇店です。今日は昨日までの寒さから一変、ぽかぽか陽気の最高のお天気でした。

このたび越前市のお寺様より、お賽銭箱の修復依頼を頂きました。
永年の風雪などにより、お賽銭箱の板に反りが出てきており、見映えよく復元したいとのご要望です。
ホゾが外れかかっておりますので、クランプで締めて反りを修正すると共に、日焼けで褪せた色味も復元いたします。

近年、このような復元ができる職人さんの高齢化・後継者不足が深刻な状況です。
当店は4代続く職人の店として、お仏壇だけでなく、寺院様についても豊富な知識・経験を有しています。
本堂や寺院仏具等の修理・修復をご検討されている寺院様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に当店にお問い合わせ頂ければ幸いです。

【寺院仏具】お寺様用の坊塔位牌の修理が完成しました!(京都府亀岡市)

このたびは、京都・亀岡市のお寺様より、古い坊塔位牌のお直しのご依頼を頂きました。
完成品は写真のとおりですが、もともとは違う文字が彫られていました。
それをコツコツと埋め直し、下地から再生いたしました。
京都で大変長い歴史をもつお寺様でもあり、今後も末永くお参りの対象となることを願い、納品致します。

当店は店主が京都に住んでいたこともあり、福井県内に留まらず、京都をはじめ多くのご縁を頂いております。とくに京阪神・中国地方には頻繁に出張しております。遠方のお客様につきましても、ぜひお気軽に当店へご連絡頂けましたら幸いです。